やちむんの里(陶芸工房ふじ)
やちむんの里
陶芸工房ふじ
長角皿 22×16
これだけ器を持ってても、長方形のお皿を持っていなかったのです。私の器選びですが、具体的な食べ物からイメージすることが多く、なぜか「金目鯛の開き」を盛る器が欲しい欲しいと思っていたのでした。金目鯛の開き、脂がのっていて美味しいですよね。もちろん金目鯛を盛れるサイズの器がないわけではありませんが、頭の中でイメージが出きてしまうと、それに相応しい器がどこかにあるんじゃないかと心がわくわくしてしまうのです。よくよく考えると金目鯛の開きなんてそうそう食べないのですが高いですし、でもたまの贅沢で食べる時に適当な器には盛り付けたくないというという思いが強いのです。
しばらく無地の器ばかりだったので久々に大胆な絵付けを見て即決しました。大嶺工房のことばかりで他の窯元さんのことは勉強不足だったのですが、人間国宝金城次郎窯の陶芸工房ふじにて人間国宝のお孫さんでいらっしゃる藤岡香奈さんの作品です。
窯印は角に「香」です。工房内はやちむんらしい、クジラや魚の大胆で力強いモチーフの絵付を施した器が多いです。やちむんの里に来たなぁという実感があります。
やちむんの里に行くと、中央に大きな登り窯がありました。
登り窯の瓦です。瓦を自分の目線から見るってなかなかないですよね。
工房の入り口にはシーサーがいるわけですが、当たり前ですがその工房の手作りでオリジナリティーがあって楽しい。
やちむんの里ですが琉球ガラスの工房もありました。
というわけで念願かなったやちむんの里でした。おおよその滞在時間は1時間半程度。じっくり見ても2時間程かと思います。特別観光客でごった返すわけでもなく静かな焼き物の里です。近くに(といっても車は必要ですが)座喜味城跡(世界遺産)、ビオスの丘、琉球村等の観光地もありますので一緒に回ることができますよ!