京都(虫干し)
京都
虫干し
季節外れの情報で申し訳ありませんが、京都の一部のお寺では一年に
一度、お寺にあるお宝を虫干しをします。
お寺によって 虫干しの呼び方も違いますのでその辺もまとめてみました。
◆大徳寺「曝涼」
10月の第二日曜日です。雨の日は中止になるのでぎりぎりまで天気予報と
にらめっこです。私は2014年に行きました。1年に1回のことなので
まぁまぁ混雑していますが並ぶほどのことではありません。
国宝をここまでまじかに見られるのは虫干しのいいところですね。
国宝や重文の絵画や障壁画は非公開のことが多いですし、
見られても宝物館などの建屋でガラスケースに入っている事がほとんどです。
マニアが多いので、ルーペ持って細部まで見る人がいます。
牧谿の国宝「観音猿鶴図」を見たときは感動しました。(教科書に載っています)
等伯や日本の画家の多くに影響を与えた作品です。
母国中国ではスルーされちゃった牧谿なのですが日本では国宝です。
先日ご紹介した大徳寺の聚光院もそうですが、大徳寺はどれだけお宝持っている
のでしょうか。色々と行ったけど大徳寺がそういう意味ではNo.1だと
思います。同じタイミングで大徳寺塔頭の高桐院でも開催されています。
◆真如堂「宝物虫払会」
7月25日と土日関係なく日付限定ですのでなかなか行かれません。
真如堂は紅葉がきれいなお寺として有名です。
かぼちゃ供養の日でもあるらしく、かぼちゃがふるまわれます。
作品としては狩野山雪「寒山拾得」。これは見れば、あーこれよく見るね。
と思います。あと「涅槃図」。
◆妙蓮寺「虫干し(?)」
小さなお寺なのであまり情報がないのですが、虫干しでいいのかな?
所蔵品をネットで確認しましたが私の勉強不足で特筆できるものはありません
でしたが、もちろん歴史的には大変貴重な資料です。
7月の第二週の3日間やっていただけるのもありがたいですね。
◆神護寺「虫払定(むしはらいさだめ)」
5月1日から5日間開催。GWと重なるので足を運びやすいとはいうものの
高雄はなかなか遠いですね。「灌頂暦名(かんじょうれきめい)」(国宝)
が拝めます。
書画は私も弱いのですが、弘法大使直筆の書と言えば「それはすごいわ!」
と思いますね。
私は大徳寺にしか行っていませんが今回まとめてみて、ぜひ神護寺に行きたい
ですね。来年のGWにうまく休みが取れればいいのですが、その前に、
20分程度階段を登るらしいのでちゃんと鍛えないと。笑
早速、ダイエットで朝はパンをやめてみるかな。(できないできない!)
お皿は有田のそうた窯。